2016年04月21日
お薬手帳の備えを<災害対策>
熊本地震により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
厚生労働省は2016年4月18日に熊本の被災地において、患者が処方箋を持参せずに調剤を求めてきた場合は、事後的に処方箋が発行されることを条件に保険調剤として取り扱ってよいとしました。
条件としては、
①被災により、交通インフラや近隣医療機関の混乱により、医師の診察が受けられないと認められるもの。
②主治医若しくはほかの医師との電話かメモで処方内容が確認できること。
となっております。
しかしながら、医療機関との連絡がつかなかったりした場合は、「薬局にある記録」や「薬の包装」「お薬手帳」などから、お薬を調剤できるとされています。
また、避難所や救護所でも医師の診察やお薬の交付を受けることもできます。
ご自宅にあって確実にお薬を確認できるものは「お薬手帳」です。
避難所や救護所でいつも医師に診てもらえなくても「お薬手帳」があれば現場の医師、薬剤師がその場で対応いたします。
大規模災害への備えに今一度、「お薬手帳」の準備をしましょう。
静岡県災害薬事コーディネーター 清水雅之
Posted by みどりやSP at 10:51│Comments(0)
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